埼玉県で災害に強い街を選ぶならココ! 家を買うなら「価格」や「駅距離」だけじゃない。災害リスクから考える埼玉の街選びの画像

埼玉県で災害に強い街を選ぶならココ! 家を買うなら「価格」や「駅距離」だけじゃない。災害リスクから考える埼玉の街選び

こんにちは!
ハウスマンヤマダです!

家を購入するとき、皆さんは何を重視しますか?

「駅から近い」

「価格が希望に合っている」

「学校が近い」

「買い物が便利」

もちろん、どれも大切。

でも、家は数年だけ住むものではありません。
多くの方にとって、これから何十年も暮らしていく大切な場所。

だからこそ、家探しでぜひ見てほしいと思っているのが、

「その街は、災害に対してどうなのか?」

という視点。

埼玉県は海に面していないため津波の心配はありません。

一方で、台風や集中豪雨による洪水・内水氾濫、地震による揺れや液状化など、地域によって確認すべきポイントはかなり違います。

そして、ここが不動産選びでは重要。

「○○市だから安全」ではありません。

同じ市内でも、台地の上と河川沿いでは災害リスクが大きく違うことがあります。

今回は、埼玉県内で家を探すなら知っておきたい、比較的「災害リスクを考えた土地選びがしやすい」と感じるエリアを、ハウスマンヤマダ目線で紹介します。


①所沢市


まず名前を挙げたいのが、

所沢市。

所沢市の大きな特徴は、その地形です。

市の大半は台地に位置しており、その台地は広大な武蔵野台地の一部です。

所沢市の公式資料でも、市域の大半が台地であり、台地を削るように河川が流れ、その周辺に低地が形成されていると説明されています。

「所沢市=全部安全!」

という話ではありません。

柳瀬川などの河川沿いには低地が存在しますし、東川や砂川堀周辺などにも谷地があります。

ただ、市域の大部分を台地が占めているというのは、土地選びを考えるうえで大きなポイント。

さらに所沢市の資料では、台地面について関東ローム層に覆われており、比較的大きな強度が期待されるため、表土部分に注意すれば住宅地盤として良好な場合が多いとされています。

一方で、河川沿いの谷地では地下水位が高く、軟弱な粘土が分布する場合があるともされています。

駅へのアクセスや生活利便性だけでなく、地形まで含めて物件を選びたい方には、非常に面白いエリアです。


② 朝霞・和光・志木



続いて注目したいのが、

朝霞市・和光市・志木市周辺。

このエリアは都心へのアクセスが非常に良く、住宅地として人気の高いエリアですが、災害という視点では少し注意が必要です。

なぜなら、

高台と低地で差が大きいから。

例えば朝霞市では、荒川・新河岸川・黒目川などの洪水浸水想定区域が公開されています。

市の資料では、荒川や新河岸川沿いの低地、黒目川沿いの低地などで浸水のおそれがあるとされています。

和光市についても、新河岸川や越戸川などの河川周辺に洪水リスクが想定されています。

だからこそ、このエリアで家を買うなら、

「朝霞だから安心」

ではなく、

「台地の上なのか、河川沿いの低地なのか」

を見ることが大切です。


駅から徒歩10分という条件だけではなく、

「駅から10分の土地が、どんな地形にあるのか?」

まで見ておく。

これができると、同じ市内でも物件を見る目が変わってきます。


③ 川越市


「川越=水害が心配」だけで判断するのはもったいない

そして、私たちハウスマンが日頃から多くの物件をご紹介している、

川越市。

川越市は市域が非常に広く、河川も多いため、

「災害に強い市です!」

と一括りにするのは適切ではありません。

むしろ川越は、

「場所によってしっかり見極めたい街」

という表現が合っています。

川越市では、地震ハザードマップで震度だけではなく、建物倒壊率や液状化危険度まで50m×50mのメッシュ単位で確認できます。

さらに市の立地適正化計画では、市北東側の低地部などで液状化危険度が高くなっているエリアがあることも示されています。

水害についても、川越市では入間川などを対象とした洪水ハザードマップが整備されています。

つまり川越の場合、

「川越市だからどう」ではなく、土地ごとにハザードマップを見る。

これが基本です。

一方で、川越には台地側の住宅地もあります。

特に西部~南西部など、河川沿いの低地とは異なる地形のエリアもあります。

川越は、

「駅距離」

「価格」

「生活環境」

だけでなく、

「地形・地盤・水害リスク」

まで含めて探すことで、より納得感のある物件選びができる街だと思います。


④ 鶴ヶ島市


実はかなり面白い「災害目線の穴場」

鶴ヶ島市。

「災害に強い街」と聞いて、鶴ヶ島を最初に思い浮かべる方は、そこまで多くないかもしれません。

でも、ハザードマップを見てみると、

かなり面白い特徴があります。

鶴ヶ島市には、なんと、

河川法上の河川がありません。

市公式の防災ハザードマップでも、そのことが明記されています。

そして、洪水浸水想定区域についても、

羽折町の一部のみ。

これは埼玉県内で家を探すうえで、かなり特徴的だと思います。

「鶴ヶ島って、水害リスクほぼ無いじゃん!」

と思った方もいるかもしれません。

ただし、ここは注意してください。

「河川がない=水害がない」ではありません。

鶴ヶ島市にも大谷川都市下水路や飯盛川都市下水路などの水路があり、水路周辺では浸水が想定されています。

また、市街地では周囲より低くなっている場所やアンダーパスなどに雨水が集まる「内水氾濫」のリスクがあります。

市の資料でも、鶴ヶ島市で起こりやすい水害として内水氾濫が挙げられています。

だからこそ、

「鶴ヶ島市ならどこでも大丈夫」

ではありません。

しかし、

市内に大きな河川がなく、洪水浸水想定区域が市内のごく一部に限られている。

この特徴は、家を購入する人にとって知っておいて損はありません。

しかも鶴ヶ島には、

東武東上線「鶴ヶ島」駅・「若葉」駅があり、

都心方面へのアクセスも確保されています。
※若葉駅から池袋駅までの所要時間は、約45分。

スーパーやドラッグストアなど日常生活に必要な施設も揃い、住宅地としても非常にバランスが良い。

「災害リスクも気になる。でも価格や生活利便性も妥協したくない」

そんな方は、鶴ヶ島市を一度候補に入れてみてもいいと思います。

ハウスマンヤマダ的には、

「知る人ぞ知る、災害目線の穴場」

として注目している街です。


埼玉県で「災害に強い街」はどこ?



ここまで紹介してきましたが、ハウスマンヤマダとしては、

市単位でランキングを決めるのは少し違う

と思っています。

なぜなら、同じ市の中でも地形が違うから。

例えば、

「所沢市だから安心」

「川越市だから危険」

「朝霞市だから危険」

という話ではありません。

大切なのは、

その土地がどこにあるのか。

これです。

そのうえで、あえて「災害という視点から家探しをするなら注目したい街」を挙げるなら、

◎ 所沢市

武蔵野台地が広く、市域の大部分が台地。

◎ 朝霞・和光・志木

台地側を選べば、交通利便性と地形のバランスを考えやすい。

◎ 川越市

市域が広いため、ハザードマップを使って土地ごとの比較がしやすい。

◎ 鶴ヶ島市

市内に河川法上の河川がなく、洪水浸水想定区域が市内の一部に限られるという特徴がある。


というイメージです。

家を買うなら「ハザードマップを見る」は当たり前!

最後に、これだけは覚えておいてください。

ハザードマップに色が付いていない=絶対に安全

ではありません。

洪水だけではなく、

・内水氾濫
・液状化
・地震による揺れ
・建物倒壊
・土砂災害
・過去の浸水履歴
・土地の高低差

など、確認するポイントは複数あります。

例えば川越市では地震ハザードマップで液状化危険度まで確認できますし、所沢市でも台地と河川沿いの低地では地盤条件が異なります。

そして何より、

「市」ではなく「物件単位」で見る。

これが不動産購入では重要です。

ハウスマンヤマダが思う「いい家探し」

家を買うとき、

「駅徒歩○分!」

「LDK○帖!」

「駐車○台!」

という情報は、もちろん大切です。

でも、それだけではありません。

その土地はどんな場所なのか。

この街で何十年暮らしていくのか。

災害が起きたとき、自分たちはどうなるのか。

そこまで考えて物件を選んでほしいと思っています。

ハウスマンは、埼玉県の物件を実際に現地へ足を運び、自分の目で見てご紹介しています。

良いところだけではなく、

「ここは少し確認したほうがいいかも」

という部分も含めて、できるだけ正直にお伝えします。

「災害に強い家を探したい」

という方も、

「駅近だけどハザードが気になる」

という方も、

「川越・鶴ヶ島・坂戸・所沢あたりで探している」

という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

家探しは、物件を見るだけではありません。

「どんな街で、どんな土地に暮らすのか」を一緒に考えること。

それも、不動産屋の大切な仕事だと思っています。

ハウスマンヤマダでした!

※本記事で紹介した内容は、各自治体等が公開しているハザードマップ・防災資料をもとにしたものです。災害リスクは同じ市内でも場所によって異なります。実際に不動産を購入する際は、物件ごとに最新のハザードマップや地盤・浸水履歴等をご確認ください。