不動産屋が「この家、売れないだろうな」と思う瞬間。の画像

不動産屋が「この家、売れないだろうな」と思う瞬間。

こんにちは、ハウスマンヤマダです!


不動産屋をやっていると、物件を見た瞬間に、


「この家、売れ無さそう・・・」

※言いすぎました。


「これ、売るの大変そうだな……」

と思うことがあります。


もちろん、ここで言う「売れない」は、悪い家という意味ではありません。

実際、どんな物件にも「この家が好き!」という人はいます。


ただ、不動産屋としてたくさんの物件を見ていると、問い合わせが入りやすい家と、なかなか反響が集まらない家には、ある程度共通点があります。


今日は少しだけ、不動産屋側の本音を書いてみます。


① 現地に着いた瞬間に「あれ?」と思う


まず見るのは、建物じゃありません。


「家までの道」です。


前面道路が狭い。

車の出し入れがしにくい。

途中に狭い道や急なカーブがある。

駅からは近いけれど、実際に歩いてみると歩道がほとんどない。


こういう物件は、建物がどれだけ良くても苦戦することがあります。


特に新築戸建ての場合、

「この家、カッコいい!」

と思って現地に来たお客様が、車を停めるときに、

「……ちょっと大変ですね」

となってしまう。


この瞬間は、営業マンとしてもなかなかツラいです(苦笑)。

※辛すぎて、事前にお伝えし、結果、現地案内とならないパターンが多い事多い事。


② 「この価格で、この条件?」と思う


これはかなり重要です。

物件そのものが悪いわけではありません。

問題は、価格とのバランスです。


例えば、

駅から遠い。

土地もそれほど広くない。

道路条件も普通。

間取りも特別珍しいわけではない。

それなのに、周辺の似た物件より価格が高い。


こうなると、お客様からすると、

「同じくらいの予算なら、他にもあるよね?」

となります。


不動産は「安ければ売れる」「高ければ売れない」という単純なものではありません。

その価格で買う理由があるか。

ここが非常に大切です。


③ 間取りを見ても「ここでどう生活する?」が浮かばない


LDK18帖!

収納たっぷり!

主寝室7帖!


もちろん、数字は大切です。

でも、不動産屋が間取りを見るときは、その先を考えます。


「ソファはどこに置く?」

「ダイニングテーブルを置いたら通路はどうなる?」

「子どものランドセルはどこに置く?」

「洗濯物を干して、取り込んで、しまうまでの動線は?」


こういう実際の生活が想像しづらい間取りは、意外と苦戦します。


図面の中で生活するわけではありませんからね。


④ 写真と現地のギャップが大きい



これが本当に多すぎる!


写真では明るくて広く見える。


でも実際に行ってみると、

「思ったより隣の家が近い」

「道路からの視線が気になる」

「リビングが思ったより暗い」

「周辺の交通量が多い」

……なんてことがあります。


今は時代が進んで、画像加工もしやすくなった文、特にご注意頂きたい。

ハウスマンの場合、掲載している物件の9割以上は私が実際に行って現地を確認しています。

※ちょこちょこ写真に私が映りこんでいますので、是非探してみてくださいね。(笑)


逆に、写真では普通に見えるのに、現地に行くと、

「なんか、この家いいな」

となる物件もあります。

だから私は、物件写真だけで家を判断するのはもったいないと思っています。


⑤ 「誰に向いている家なのか」が分からない


これも多いパターン。


すべての人に好かれる家なんて、ほとんどありません。


駅近を重視する人もいれば、駅から離れていても広い家がいい人もいる。

庭が欲しい人もいれば、庭なんていらないから掃除を楽にしたい人もいる。

車2台を停めたい人もいれば、車を持っていない人もいる。


つまり、

「良い家かどうか」より、「誰にとって良い家なのか」

が重要なんです。


⑥ 物件の弱点を営業トークだけで消そうとしている


これに関しては、不動産屋再サイドの話。


物件情報を見ると、大きく書いてある

「駅徒歩○分!」

「LDK○帖!」

「収納豊富!」

「新築です!」

もちろん、これらは全部メリットです。


でも、駅から遠いことや、道路が狭いこと、日当たり、周辺環境などの弱点まで、メリットの説明だけで隠すことはできません。


現地に行けば分かりますから。


私は、良いところだけを伝えるより、気になるところも最初に伝えてしまった方がいいと思っています。

※期待を持ってその後落とされるより、最初に注意点を聞いて良い所を聞く方が気持ち的にも楽じゃないですか?


その上で、

「でも、この条件が気にならない方なら、かなり良いと思います」

と言える物件の方が、結果的に話が早い。


そして一番「これは厳しい」と思う瞬間


それは、


「ちょっとずつ全部悪い」


物件です。


価格が少し高い。

駅から少し遠い。

道路が少し狭い。

収納が少し足りない。

周辺環境も少し微妙。


一つひとつなら、大した問題ではありません。

でも、それが5個、6個と重なってくると話が変わります。


逆に、

「駅から遠いけど庭がめちゃくちゃ広い」

「駅から遠いけど価格が魅力的」

「変わった間取りだけど、この家族にはものすごく合っている」

という物件なら、ちゃんと売れる可能性があります。


つまり、

売れない家=悪い家ではありません。

「誰に売るのか」がハッキリしていない家ほど、売るのは難しい。

私はそう思っています。


だから、物件を見るときに聞いてほしいこと


もし今、気になっている物件があるなら、不動産屋さんに

「この家、売れそうですか?」

と聞くより、


「この家って、どんな人に向いていると思いますか?」

と聞いてみてください。


その質問に対して、

「駅を使わない方なら……」

「お車中心のご家庭なら……」

「お子さんが小さいご家庭なら……」

など、具体的な答えが返ってくるなら、その営業マンは物件をちゃんと見ているかもしれません。


逆に、

「いや~、人気ですよ!」

「新築ですから!」

「お問い合わせ多いですよ!」

だけだったら……

まあ、もう一歩突っ込んで聞いてみてもいいと思います(笑)。


家選びは、「良い家を探す」だけではありません。

「自分たちに合う家を探す」こと。

ここを間違えなければ、家探しはもっと面白くなります。


ハウスマンでは、良いところだけではなく、気になるところも含めて、できるだけ正直にお伝えしながら物件をご紹介しています。


「この家、うちに合うかな?」

くらいの軽いご相談でも大歓迎です。


それでは、また次回のブログで!


ハウスマンヤマダでした!