
不動産屋に言われたら、ちょっと警戒してほしい言葉7選。全部が嘘とは限りません
こんにちは、ハウスマン山田です!
新築一戸建てを探していると、不動産屋からいろいろな言葉をかけられます。
「この物件、人気ですよ」
「他にも検討している方がいます」
「今日決めた方がいいですよ」
こう言われると、「営業トークなのかな?」と疑いたくなる方もいると思います。
そういうケースもあります。
ただ、ここで誤解してほしくないのは、「不動産屋が言うこと=嘘」ではないということ。
私自身も、お客様に「他にも検討している方がいます」とお伝えすることがあります。
ただし、それには理由があります。
今回は、不動産屋だからこそ分かる「ちょっと警戒してほしい言葉」と、逆に、しっかり確認した上で言っているなら信じていいケースについて書いてみます。

①「人気なので、今日決めた方がいいです」
コレが一番多いかもしれませんね。
不動産屋の定番ともいえる言葉です。
特に
「このエリアは人気なので」
「この価格ならすぐ売れますよ」
という言葉を軽く使ってくる営業マンには要注意。
では、こんな場合はどうでしょう。
「売主様に確認したところ、本日の内見がこの後○件入っています」
「先日価格変更をしたばかりなので、その後お問い合わせが増えています」
これは話が違います。
実際の状況を確認した上で伝えているのであれば、単なる煽りではありません。
購入を判断するための重要な情報です。
「今日決めてください」と急かすことと、
「今日この後も内見が入っています」と事実を伝えること。
似ているようで、全然違います。
②「他にも検討している方がいます」
これも非常によく聞く言葉ですね。
ただし、「検討している」の意味はかなり広い。
SUUMOを見て問い合わせただけなのか。
実際に内見したのか。
購入申込みを考えているのか。
住宅ローンの事前審査まで進んでいるのか。
ここは確認しておきたいところです。
例えば、
「売主様に確認したところ、本物件を具体的に検討している方がおり、住宅ローンの事前審査を行っているそうです」
ここまで確認できているなら、私は信用していい情報だと思います。
逆に、
「なんか他にもいるみたいですよ」
では、判断材料としては弱い。
※こんなフンワリワードを軽く使っちゃう営業マンには本当に注意して頂きたい!
もし気になるなら、
「どこまで具体的な検討なんですか?」
と聞いてみましょう。
③「この価格なら、すぐ売れますよ」
これも少し注意。
「すぐ売れます」と言われたら、
「なぜですか?」
と聞いてみてください。
例えば、
・周辺の成約価格と比較して割安
・現在、(具体的な)問い合わせが複数入っている
・内見予定が複数入っている
・価格変更後に反響が増えている
こうした具体的な根拠があるなら、話は分かります。
一方、
「私の経験上、すぐ売れると思います」
だけなら、それはあくまで営業マンの予想です。
「売れる」という結論より、「なぜそう思うのか」を説明してもらうことが大切です。
④「ローンは、とりあえず出してみましょう」
これも、言葉自体が悪いわけではありません。
むしろ住宅ローンの事前審査は、マイホーム購入を具体的に進める上で重要です。
ただし、注意したいのは、
「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は違う
ということ。
銀行から5,000万円借りられるからといって、5,000万円の住宅を買わなければいけないわけではありません。
住宅ローン以外にも、固定資産税、火災保険、車の維持費、教育費、将来の修繕費などがあります。
「審査が通ったから、この家を買える!」
ではなく、
「この金額を借りたら、これからの生活はどうなる?」
まで考えてほしいと思います。
⑤「皆さん、このくらい借りていますよ」
これは個人的に最も嫌いな営業ワードですね。
なんなら、このワードを使う営業マンを軽蔑してしまうレベル。
なぜなら、
「皆さん」がいくら借りているかは、自分たちの家計とは関係ないからです。
年収も違えば、家族構成も違います。
車を2台所有している家庭もあれば、車を持っていない家庭もある。
子どもの教育費も違う。
貯蓄額も違う。
住宅ローンは「周りがいくら借りているか」ではなく、
「自分たちは、いくらなら無理なく返済できるか」
で考えるべきです。
⑥「この条件の物件は、もう出ないと思います」
これも断言されたら、一度立ち止まってみましょう。
もちろん、
「現在の市場では、この条件はかなり珍しいです」
という話なら分かります。
駅距離、価格、土地の広さ、建物の状態などを周辺物件と比較して、「確かに珍しい」と判断できるケースもあります。
でも、
「もう絶対に出ません」
となると話は別です。
未来の不動産市場を100%予測できる人はいません。
「今の市場状況を見ると希少性が高い」
「同じ条件の物件は少ない」
というように、根拠を示してくれる営業マンの方が私は信頼できます。
⑦「今決めないと後悔します」
これが一番警戒してほしい言葉かもしれません。
ただし、これも「絶対にダメ」というわけではありません。
本当に他の購入希望者がいるなら、お客様に伝える必要があります。
例えば、
「売主様に確認したところ、本日この後に2組の内見予定があります」
「現在、具体的に検討している方がいて、住宅ローンの事前審査中です」
こういう状況なら、購入判断をする上で知っておくべき情報です。
ただ、
「人気なので、今日決めた方がいいですよ」
だけなら、
「なぜ今日なのか?」
を聞いてみてください。
もう1つ、大事な事を追加するなら、
「後悔するかどうかは、営業が口を出す事じゃない!」
その物件が、土日で大量の内覧が入っていたとします。
今、申込を出さないと、無くなる可能性が高い状況。
目の前の物件が無くなった時、後悔するのかしないのか・・・
それはご検討者様が考える事。
「絶対、後悔しますよ!」なんて、口が裂けても言って良い言葉ではありませんよね。
結局、不動産屋の何を信じればいいの?

ここまで読むと、
「じゃあ、不動産屋の言うことは全部疑った方がいいの?」
と思うかもしれません。
それは違います。
むしろ大切なのは、
「その情報は、どこまで確認されているのか?」
だと思っています。
「他にも検討者がいます」
より、
「売主様に確認したところ、具体的に検討している方がいて、住宅ローンの事前審査中です」
の方が、圧倒的に情報として信用できます。
「人気ですよ」
より、
「本日の内見予定が、この後3件入っています」
の方が判断材料になります。
つまり、
「言葉」ではなく「根拠」を見る。
これが、不動産屋と付き合う上でかなり重要です。
良い不動産屋は、急かすのではなく「判断材料」を出す
私は、不動産営業で一番大切なのはここだと思っています。
「早く決めてください!」
ではなく、
「現在こういう状況です。これを踏まえて、どう判断するかはお客様にお任せします」
と伝える。
もちろん、不動産にはタイミングがあります。
本当に申込みが入りそうな物件なら、その事実はきちんとお伝えするべきです。
でも、最終的に購入を決めるのはお客様です。
だからこそ、営業マンがやるべきなのは、根拠のない言葉で焦らせることではなく、確認できた情報をできるだけ正確に伝えること。
もし不動産屋から気になることを言われたら、ぜひ、
「それって、確認できますか?」
と聞いてみてください。
そして、その質問に対して、
「確認してみます」
と言って、実際に確認してくれる営業マンなのか。
それとも、
「いや、まあ、皆さんそうされてますから」
で終わる営業マンなのか。
家選びでは、物件だけではなく「誰から買うか」も大切です。
これからマイホーム探しを始める方、
お家を選ぶのと同時に、
是非、営業マンも選んでみてください。
それが、満足する不動産購入につながっていきます。
ハウスマンヤマダでした!