その値下げ、本当にお得?不動産屋が見る「値下げ物件」の裏側の画像

その値下げ、本当にお得?不動産屋が見る「値下げ物件」の裏側

こんにちは、ハウスマンの山田です!


SUUMOやアットホームなどで物件を探していると、

「3,980万円 → 3,780万円!」

「200万円値下げ!」

「価格改定!今がチャンス!」

こんな広告を見かけることがありますよね。


200万円も安くなっていたら、

「これはお得じゃない?」

「早く決めた方がいいかも!」

と思うのも当然です。


でも、不動産屋の立場から一つだけお伝えしたいことがあります。


「値下げした=お得な物件」とは限りません。


もちろん、本当にお買い得になっていると言っても良い物件もあります。

ただ、値下げには必ずと言っていいほど、何かしらの理由があります。


今回は、私が実際に物件を見るときに考えている、「値下げ物件の見方」についてお話しします。



そもそも、なぜ値下げするの?


コレです。一気に核心にせまりましょう。

まず考えてほしいのが、

「なぜ、このタイミングで価格を下げたのか?」

ということ。


新築建売の場合、販売開始時には売主側も周辺相場や土地・建物のコストなどを考えて販売価格を設定しています。


それでも一定期間売れなければ、

「この価格では動きが鈍いな」

となり、価格を見直すことがあります。


例えば、

3,980万円

3,780万円

となった場合。


単純に考えれば「200万円得した!」となります。


でも、不動産屋としては、

「3,980万円では売れなかった理由は何だろう?」

と考えます。


ここが大切。



「売れ残っている=悪い物件」ではありません


ここは誤解してほしくありません。

価格が下がった物件が、必ずしも悪い物件というわけではありません。


例えば、多い順で言うと


  • 1.周辺相場が変化した
  • 2.同じ分譲地内で競合物件が増えた
  • 3.決算などのタイミングで価格を見直した
  • 4.販売開始時の価格設定が強気すぎた
  • 5.社内事情として売主会社が販売を早めたい

など、いろいろな理由があります。


つまり、


「売れ残っているからダメ」ではない。

むしろ、価格が下がったことで、

「以前は予算オーバーだったけど、今なら検討できる」

という人にとっては、非常に魅力的な物件になることもあります。


だからこそ、値下げを見つけたら、

「ラッキー!」

で終わらせるのではなく、


「なぜ下がったのか?」

ちゃんと確認してほしいんです。


不動産屋が値下げ物件で見るポイント



では、実際に私なら何を見るのか。


① 周辺の物件と比べて、本当に安いのか?


まずはこれ。

3,980万円から3,780万円になっている。

確かに200万円安くなっています。


でも、周辺の同じような物件が3,680万円なら、

「200万円値下げされたからお得!」

とは言えませんよね。


大切なのは、値下げ前の価格ではなく、現在の市場価格との比較です。


② 価格以外に気になるポイントがないか?


例えば、


  • 前面道路が狭い
  • 駐車しにくい
  • 土地の形が特殊
  • 日当たりに難がある
  • 隣家との距離が近い
  • 周辺に空き家が多い
  • 駅から遠い
  • 生活動線が使いにくい

など。


こうした条件が価格に反映されていることがあります。

だから私は、値下げ物件を見るときほど、


「その価格になった理由」をしっかり確認します。



「あと100万円下がったら買います」は、ちょっと危険


これもよくある話です。

※今まさに、そのスタンスで物件情報を見ている方はいませんか?


「もう少し待てば、さらに下がるんじゃない?」


確かに、さらに値下げされる可能性はあります。

でも逆に、

そのまま売れてしまう可能性もあります。


特に、価格を下げた直後は、それまで価格的に検討できなかった人たちが一気に検討対象に入ってくることがあります。


だから、

「もっと下がるかもしれない」

だけを理由に待つのはおすすめしません。


判断するときは、

「今の価格なら、この家は欲しいのか?」

これで考えてみてください。


私が一番おすすめしたい考え方


値下げ物件を見るときは、


「いくら安くなったか」ではなく、
「今の価格で、この家が欲しいか」


で判断してください。


3,980万円が3,780万円になった。

「200万円も安くなった!」

ではなく、

「3,780万円で、この立地、この土地、この建物なら欲しい」

と思えるかどうか。


ここが重要です。


逆に、

「3,980万円ならいらないけど、3,780万円なら安いから買おう」

という判断は、少し注意が必要です。


なぜなら、200万円安くなったことが購入理由になってしまっているからです。


※知り合いに「どうしてこの家を買ったの?」と聞かれた時に「200万円安くなったから。」と言っている自分を想像してみてください。この先ずっと住むお家を選んだ理由がソレって、すごく【変】という事に気づくはず。



値下げ物件は「悪い物件」ではなく、「検討し直すチャンス」


私は、値下げ物件を否定するつもりは全くありません。

むしろ、気になっていた物件が価格改定されたなら、もう一度検討してみる絶好のタイミングだと思います。


以前は予算に合わなかった。

でも、価格が下がって手が届くようになった。


それなら、ぜひ見に行ってみてください。


ただし、

「値下げされたから買う」のではなく、
「値下げされたことで、自分たちにとって買いたい物件になった」

という状態が理想です。


そして、不動産屋として一番伝えたいこと


不動産広告では、

「200万円値下げ!」

という部分は、とても目立ちます。


でも、本当に大切なのは「200万円」という数字ではありません。


その家が、


自分たちの生活に合っているのか。

立地は納得できるのか。

土地や建物に気になるところはないのか。

将来売却するときにも困らないか。


そこまで考えたうえで、


「この価格なら買いたい」


と思えるかどうかです。


値下げは、あくまで購入を検討するための「きっかけ」。


値下げしたから買うのではなく、値下げしても欲しい家なのか。


私は、これが一番大切だと思っています。


ハウスマンでは、良いところだけをお伝えするのではなく、気になるところも含めて、できるだけフラットに物件をご紹介しています。


「この物件、値下げされたけどどう思います?」

そんなご相談でも大丈夫です。


一緒に「買ってから後悔しない家」を探していきましょう。


ハウスマン山田でした!