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埼玉で家を買うなら、駅徒歩より大事なものがある説。



家を探し始めると、多くの人がまず条件に入れるものがあります。


□駅徒歩○分。


「駅から徒歩10分以内がいい」

「できれば徒歩15分以内」

「駅近じゃないと資産価値が心配」


もちろん、駅までの距離は大切。


電車通勤をする人にとっては毎日のことですし、駅が近い方が便利なのは間違いありません。


でも。


埼玉で家を買うなら、不動産屋としては少し言いたいことがあります。

駅徒歩○分を見る前に、先に確認してほしいものがある。

今日はそんな話です。





まず確認してほしい。ハザードマップ。



「駅徒歩10分!」


いいですね。


でも、その物件。


ハザードマップは確認しましたか?


家は、一度購入したら簡単に場所を変えられません。


駅まで徒歩10分という条件は魅力的でも、その土地に洪水や内水などのリスクがある場合、その点も理解したうえで購入する必要があります。


例えば、

駅徒歩10分だけど、洪水による浸水想定があるエリア。


一方で、

駅徒歩20分だけど、比較的災害リスクを抑えやすいエリア。


単純に「駅に近いから前者が良い」とは言い切れません。


もちろん、ハザードマップに色が付いているから絶対に買ってはいけない、という話でもありません。


大切なのは、

その土地にどんなリスクがあるのかを知らないまま購入しないこと。

です。




埼玉県には多くの河川があります。


普段生活していると特に意識しない場所でも、洪水ハザードマップを確認すると、

「え、ここってこんな浸水想定なの?」

となることがあります。


家を探していると、

「駅まで近い」

「建物がきれい」

「LDKが広い」

「価格が予算内」

こういう部分に目が行きがちです。


もちろん全部大事。


でも、土地の安全性も同じくらい、いや、人によってはそれ以上に重要なポイントです。

建物は将来建て替えることができます。

リフォームすることもできます。


でも、

土地の場所は変えられません。

だからこそ、購入前にハザードマップを確認することをおすすめしています。





「埼玉で土砂災害?」と思った人へ。


「埼玉って平らなイメージだけど、土砂災害なんてあるの?」

と思う人もいるかもしれません。


確かに、埼玉県の東側には平坦な地域が多くあります。


ただ、西側を中心に、地形によっては土砂災害警戒区域などを確認した方がいい地域もあります。


例えば、

「高台だから眺めがいい」

「周辺より少し安い」

「自然が多くて住環境が良さそう」

そんな物件を見つけたとき。


ちょっと待ってください。


なぜ、この土地はこの価格なのか。

一度考えてみる。


そして、土砂災害警戒区域などに該当していないか確認してみる。


これだけでも、家選びの見え方は変わります。




駐車場は、駅徒歩より重要な家庭もある。


ここからは、ちょっと埼玉らしい話です。


例えば、

駅徒歩8分・駐車場1台。

と、

駅徒歩20分・駐車場2台。

どちらがいいでしょう?


答えは、


家庭による。


当たり前ですね!


でも、埼玉で生活するなら車を使う家庭も多いと思います。


  • 車通勤
  • 子どもの送迎
  • 週末の買い物
  • 実家への移動
  • 習い事
  • 家族それぞれが車を使う

こうなると、駐車場1台では足りないこともあります。


駅まで徒歩8分でも、毎日の生活で車が必要なら、

駐車場2台の方が生活の満足度が高い。

なんてことも普通にあります。


「駅近だから便利」


だけでは決められないのが、埼玉の家探しです。




スーパーは、駅より行く説。


これも結構大事。

駅は平日しか使わない人もいます。


でもスーパーは?

普通にめちゃくちゃ行く。


仕事帰り。

週末。

子どもの予定の合間。

「あ、牛乳ない」

「明日の朝のパンがない」

そんな日常が何年も続きます。


駅徒歩10分。

でもスーパーまで車で15分。


これ、住み始めると意外と面倒かもしれません。


逆に駅から少し離れていても、


スーパーが近い。

ドラッグストアも近い。

病院もある。

普段の生活が便利。


そんな場所なら、駅までの距離以上に住みやすさを感じることもあります。




「駐車2台可」も、ちゃんと見よう。


不動産広告を見ると、

駐車2台可能!

と書いてあります。


いいですね。


……本当に?


ここも、実際に確認してほしいポイント!


2台停められることと、

2台を毎日ラクに出し入れできること。

これは別の話です。


前面道路が狭い。

駐車スペースの形が特殊。

1台出すために、もう1台を動かす必要がある。


これでは「駐車2台可」でも、生活していくうえでは少し大変です。


家を見学するときは、建物だけでなく、

自分の車を毎日どう停めるか。

まで想像してみるのがおすすめです。





駅まで徒歩15分。でも、その15分は同じじゃない。


不動産では、

駅徒歩15分。

という表現があります。


でも。

徒歩15分にも、いろいろあります。


ずっと平坦な道を歩く15分。

坂を上る15分。

交通量の多い道路沿いを歩く15分。

踏切を渡る15分。

夜になると少し暗い道を歩く15分。


全部、

徒歩15分。


でも、実際の感覚は全然違います。


数字だけでは分からない部分。

ここは実際に歩いてみると、かなり違いが分かります。




(とは言いつつ)駅近は正義。



ここまで書いておいて言います。

駅近は正義です。

便利です。


通勤・通学にも便利。

買い物にも便利なことが多い。

将来的に売却することを考えたときも、駅からの距離は重要なポイントになります。


だから、

「駅徒歩は気にしなくていい」

と言いたいわけではありません。


ただ。

駅徒歩○分だけで、家の住みやすさは決まりません。


ハザードマップ。

洪水の浸水想定。

土砂災害警戒区域。

駐車場。

前面道路。

スーパーまでの距離。

駅までの実際の道のり。


そして、

その家で、自分たちがどんな生活をするのか。


家探しは、条件の数字だけを比較するゲームではありません。


「駅徒歩10分だから良い」

「駅徒歩20分だから悪い」

そんな単純な話ではないんです。


埼玉で家を買うなら

駅徒歩より先に、


自分たちが毎日どう暮らすのか。


そして、


その土地にどんなリスクがあるのか。


ぜひ、一度考えてみてください。


意外と、

駅徒歩より大事なもの、あります。