
こんな人、埼玉県に住むとたぶん幸せ
埼玉は、華がない。
埼玉には、東京のような華やかさはない。
観光地だって、正直「これが埼玉です」と胸を張って紹介できるものは多くない。
「何もない」なんて言われることもあるし、
「ダサいたま」なんて、ちょっと悲しい呼ばれ方をすることもある。
……まあ、否定はしない。
……というより、出来ない。
でも、住む場所として考えたら話は変わる。
埼玉は、東京に負けていない。
むしろ、「家族で暮らす」ということを考えたら、埼玉の方が合っている人もかなり多い。
東京に通勤できる距離にありながら、住宅費を抑えやすい。
同じ予算でも、東京ではコンパクトな住まいになるところを、埼玉なら戸建てや駐車場付きの家にできることもある。
少し足を伸ばせば公園や自然もある。
買い物だって、大型商業施設があちこちにある。
そして何より、
「東京で働きながら、東京に住まなくてもいい」
という選択肢を持てる。
今回は、不動産屋として「埼玉の家を買いましょう」という話ではなく、
「こんな人なら、埼玉に住むとたぶん幸せです」
という話をしてみたい。
今まさに、不動産購入の「地域」で迷われている方、
「埼玉県に住むのはイイんだけど、埼玉と聞くと、何も無い印象しかなくて・・・」という方、
「翔んで埼玉を観て、埼玉にドン引きました。」という方、
是非、今回ンブログは最後までお読みください。
まず、東京と埼玉。お金はどれくらい変わるのか
「まず金かい!」
と言われたら、何も言い返す事が出来ないが、
大切でしょう、お金。
埼玉に住むメリットとして、やっぱり無視できないのが住宅費。
埼玉県の公式情報でも、民営賃貸住宅の1㎡あたりの家賃は、2024年度で東京都の約6割とされています。
もちろん「東京23区と埼玉県全体」を単純比較することはできない。
埼玉県の中にも、東京に近く住宅価格の高いエリアはあるし、逆に東京でもエリアによって価格は大きく違う。
それでも、
「東京から少し離れることで、住居費を抑えやすくなる」
というのは、埼玉で暮らす大きなメリットの一つです。
例えば、6,000万円の家と3,500万円の家
ちょっと極端に見えるかもしれませんが、分かりやすくするためにモデルケースで考えてみます。
□東京:6,000万円
□埼玉:3,500万円
どちらも、
- 35年ローン
- 金利1.0%
- 頭金なし
- ボーナス払いなし
という条件で単純計算すると、
6,000万円 → 月々約16.9万円
3,500万円 → 月々約9.9万円
その差は、
月約7万円。
年間にすると約84万円。
35年間なら、単純計算で約3,000万円近い差になります。
もちろん、実際の住宅ローンは金利タイプや借入条件、諸費用などによって変わります。
だから「埼玉なら必ず3,000万円安い」という話ではありません。
ここで考えてほしいのは、
「毎月7万円の差を、あなたならどう使いますか?」
ということ。
教育費に回す。
車を持つ。
旅行に行く。
貯金する。
家を広くする。
住宅ローンの返済期間を短くする。
選択肢が増えること自体が、埼玉に住むメリットなのかもしれません。
じゃあ、埼玉は時間を犠牲にするのか
ここで必ず出てくるのが、
「でも、埼玉って東京まで遠いんでしょ?」
という話。
これは半分正解で、半分違います。
埼玉県は東京に隣接していて、路線によっては都心までかなり近い。
例えば埼玉県の公式情報では、
大宮駅から東京駅まで約30分。
大宮駅から池袋駅までは約25分。
東松山駅から池袋駅までも、TJライナーなら約45分、急行なら約55分とされています。
さらに埼玉県内から東京都へ通勤・通学する人は、2020年時点で約94万人。
埼玉県に住む人の通勤・通学先のうち、東京都が24.2%を占めています。
つまり、
「埼玉に住んで東京で働く」
という生活は、決して珍しいものではありません。
もちろん、勤務地が東京駅なのか池袋なのか新宿なのかで、選ぶべきエリアは全然変わります。
だからこそ、
「埼玉だから遠い」ではなく、「どこから、どこへ通うのか」で考える。
これが大事です。

そして、埼玉の強さは「ちょうどいい」
埼玉って、ものすごく都会ではない。
でも、ものすごく田舎でもない。
東京に近い。
電車もある。
高速道路もある。
大型商業施設もある。
自然もある。
戸建ても探せる。
そして、少しエリアを変えれば住宅価格も変わる。
この、
「都会すぎず、田舎すぎない」
という絶妙なポジションが、実は埼玉の強みだと思います。
埼玉県自身も「都心からの好アクセス」「自然が豊か」「移住者に優しい」ことなどを県の魅力として紹介しています。
こんな人は、埼玉県がおすすめです。
① 東京で働いているけど、東京に住む必要は感じていない人
かなりおすすめ。
仕事は東京。
でも休日まで東京にいる必要はない。
だったら、東京に通える場所に住んで、住宅費を抑えるという考え方もあります。
② 子どもが生まれて、家を広くしたい人
独身の頃は駅近マンションで十分。
でも、子どもが生まれると話が変わります。
リビング。
子ども部屋。
収納。
駐車場。
場合によっては庭。
「駅徒歩5分」だけを追いかけるより、家そのものにお金を使いたいという人には、埼玉は相性がいい。
③ 車を持ちたい人
東京では、車を持つこと自体がなかなか大変です。
駐車場代もかかる。
家の近くに駐車場がないこともある。
一方、埼玉ではエリアによっては、
「家の前に車を2台停める」
という暮らしも普通に選択肢に入ってきます。
子どもの送り迎え、買い物、休日のお出かけ。
車があるだけで生活の自由度はかなり変わります。
④ 「都会より家族との時間」を大切にしたい人
ここは少し意外かもしれません。
埼玉に住んだからといって、東京に行けなくなるわけではありません。
必要なら電車で東京へ行けばいい。
でも、普段の生活は埼玉。
公園に行く。
買い物に行く。
車で少し遠出する。
家でゆっくりする。
「東京へ行くこともできるけど、毎日行く必要はない」
この距離感がちょうどいい人は、結構いると思います。
逆に、埼玉をおすすめしない人もいる
ここは正直に書いておきます。
誰にでも埼玉がおすすめなわけではありません。
例えば、
「職場まで徒歩圏内に住みたい」
「夜遅くまで都心で遊びたい」
「車を一切使わず、生活のすべてを徒歩圏内で完結させたい」
という人なら、無理に埼玉を選ぶ必要はありません。
多少住宅費が高くても、
「通勤時間を短くしたい」
という価値観も、もちろん正解です。
家選びは結局、
お金と時間のどちらを優先するか。
ここに行き着きます。

「埼玉」と一括りにしないことも大切
そして、これが不動産屋として一番伝えたいところ。
埼玉県は広い。
※埼玉県は東京都の約5.8倍もの広さがあるんですよ!地味にびっくりですよね!
「埼玉に住みたい」と言っても、
和光市と川越市と坂戸市と上尾市と春日部市では、暮らし方が全然違います。
池袋への通勤を優先するなら、東武東上線や西武線沿線。
新宿・渋谷方面へのアクセスを重視するなら、JR埼京線や湘南新宿ライン。
東京駅方面なら、京浜東北線や上野東京ラインなど。
車中心の生活をしたいなら、駅距離だけで選ばない方がいい。
子育てを重視するなら、学校・公園・買い物・医療・自治体の制度を見る。
つまり、
「埼玉県のどこに住むか」より先に、「どんな生活をしたいか」を考える。
これが大切です。
埼玉は、東京の下位互換ではない
埼玉には東京のような華やかさはありません。
海もない。
超有名な観光地も少ない。
「何もない」と言われることもある。
ダサいたまかもしれない。
でも、
住むことに関しては、東京にも負けていない。
むしろ、
「東京で働く」
「埼玉で暮らす」
という選択肢を持つことで、住宅費と通勤時間、家の広さ、家族との時間。
そのバランスを自分で選べるようになる。
埼玉県は、東京に勝とうとしている県ではない。
東京のすぐ隣で、東京とは違う暮らし方ができる県。
それが埼玉なんじゃないかなと思います。
だから、
「東京に住むか、埼玉に住むか」
ではなく、
「自分は、どんな暮らしにお金と時間を使いたいのか」
から考えてみてください。
もし「東京への通勤は必要だけど、家はもう少し広くしたい」「子どもが生まれたから戸建てを考えたい」という方なら、埼玉はかなり面白い選択肢になると思います。
そして、埼玉県内でも選ぶ場所によって正解は変わります。
自分たちの暮らしに合う「ちょうどいい埼玉」を探してみてください。




