
【読めばわかる!】新築住宅購入の流れ|家を買うとき、何をする?

「家を買いたい」と思ったとき、最初に何をすればいいのか。
物件を探す。
気に入った家を見つける。
住宅ローンを組む。
契約する。
なんとなくの流れは分かっていても、実際に購入するとなると、
「購入申込って何をするの?」
「住宅ローンの審査はいつ?」
「契約した後は何をすればいい?」
「鍵をもらうまでに、どんな手続きがあるの?」
と、分からないことが一気に増えてきます。
特に初めて新築住宅を購入する方にとっては、専門用語も多く、少し分かりにくい部分です。
そこで今回は、新築一戸建てを購入するときの一般的な流れを、できるだけ分かりやすくまとめます。

① まずは物件探しと資金計画
まずは、希望するエリアや間取り、予算などを整理して物件を探します。
気になる物件が見つかったら、実際に現地を見学します。
ここで大切なのが、物件価格だけで購入を判断しないことです。
新築住宅を購入する場合、物件価格以外にも住宅ローンの費用や登記費用、火災保険、仲介手数料など、さまざまな費用がかかります。
そのため、仲介会社に資金計画書を作成してもらい、
・物件価格
・住宅ローン借入額
・購入時の諸費用
・自己資金
・月々の住宅ローン返済額
などを確認します。
「この家が買えるか」だけではなく、購入に必要なお金を全部確認しておくことが重要です。
② 購入したい新築住宅が見つかったら「購入申込」
「この家を購入したい」と決まったら、購入申込を行います。
購入申込とは、簡単にいうと、売主に対して「この物件を購入したい」という意思を伝える手続きです。
購入申込書を記入し、運転免許証などの本人確認書類のコピーを仲介会社へ提出します。
この本人確認書類は、売主へ提出されます。
また、住宅ローンを利用する場合は、このタイミングで住宅ローンの事前審査を行います。
③ 住宅ローンの事前審査
住宅ローンの事前審査では、金融機関に対して、
「このくらいの金額を借りたいのですが、住宅ローンを利用できそうですか?」
という確認をします。
金融機関が年収や勤務先、借入状況などを確認し、住宅ローンを利用できる可能性や借入額の目安を審査します。
事前審査が承認されれば、売買契約へ進みます。
ただし、事前審査に通った=住宅ローンが確定した、ではありません。
売買契約後には、正式な「本審査」があります。
④ 売買契約を結ぶ
住宅ローンの事前審査に通過・購入する物件が決まったら、いよいよ売買契約です。
契約当日は、まず重要事項説明を受けます。
重要事項説明とは、その不動産について知っておくべき重要な事項を説明してもらうものです。
内容を確認し、問題がなければ売買契約を締結します。
このとき、手付金を支払います。(50万円~物件販売価格の10%未満が目安です。)
そして、ここで確認しておきたいのが、「契約した後のスケジュール」です。
例えば、
・住宅ローンの本申込
・住宅ローン本審査
・金銭消費貸借契約
・表題登記の準備
・引渡し前の現地確認
・引渡し日
などです。
契約した時点で、引渡しまでの大まかな予定を確認しておくと、その後の手続きがかなり進めやすくなります。

⑤ ホームインスペクションを行う場合
ホームインスペクションとは、住宅の状態を専門家に確認してもらう「住宅診断」です。
実施する場合は、売買契約前に行うのか、契約後に行うのかを、売主と調整する必要があります。
また、検査によって補修が必要な箇所などが見つかった場合には、売主との調整が必要になることもあります。
そのため、ホームインスペクションを検討している場合は、物件を購入する段階から仲介会社に相談しておくことが大切です。
「契約してから考える」のではなく、いつ、どのタイミングで行うのかを早めに決めておく。
これもスムーズな引渡しにつながります。
⑥ 売買契約後、住宅ローンの本申込
売買契約が終わったら、住宅ローンの本申込を行います。
事前審査とは違い、こちらが正式な住宅ローンの審査です。
金融機関へ必要書類を提出し、本審査を受けます。
売買契約から引渡しまでの期間がそれほど長くない場合、ここからの動きはかなり忙しくなります。
だからこそ、契約前から必要書類などを確認しておくことが大切です。
⑦ 新築住宅の登記準備
新築住宅を購入すると、登記に関する手続きも必要になります。
建物については「表題登記」という手続きがあり、土地家屋調査士へ依頼して進めます。
その際、
・委任状
・住民票
・印鑑証明書
など、必要な書類を準備します。
「登記って何?」
という方も多いと思いますが、簡単にいうと、その土地や建物についての権利関係などを法務局に登録する手続きです。
ここでも、誰に何の書類を渡すのかを整理しておく必要があります。
⑧ 住宅ローンの本審査
必要書類を提出し、金融機関による本審査が行われます。
無事に承認されれば、次は住宅ローンの正式な契約へ進みます。
ここまで来ると、引渡しに向けて一気にゴールが近づいてきます。
ただし、まだ終わりではありません。

⑨ 金銭消費貸借契約、通称「金消契約」
少し難しい名前が出てきました。
「金銭消費貸借契約」、一般的には「金消契約」と呼ばれます。
簡単にいうと、金融機関と正式に住宅ローンの契約をする手続きです。
金融機関によっては、平日に銀行へ行って手続きをする必要があります。
そのため、仕事などの予定も考えながら、早めに日程を確認しておく必要があります。
⑩ 引渡し前の現地確認
完成した新築住宅は、引渡し前に実際の建物を確認します。
原則として、引渡しの2週間前までを目安に、現地で建物の状態を確認します。
実際に建物を見ながら、
・キズや汚れ
・建具の状態
・設備の状態
・図面との違い
・気になる箇所
などを確認します。
補修などが必要な場合は、売主へ伝えて対応を依頼します。

⑪ いよいよ決済・引渡し
すべての準備が整ったら、いよいよ決済と引渡しです。
決済では、残っている購入代金などを支払います。
例えば、
・売主への残代金
・司法書士への費用
・土地家屋調査士への費用
・仲介会社への仲介手数料
・その他必要な費用
などを、それぞれ指定された方法で支払います。
そして登記手続きを進め、売主から鍵を受け取ります。
ここまで終われば、晴れて新築住宅の購入完了です。
いよいよ新しい家での生活が始まります。
新築住宅は「契約したら終わり」ではない
ここまでの流れを見ると、
「家を買うって、結構やることが多いな」
と思われるかもしれません。
その通りです。
特に売買契約から引渡しまでが約1か月というこの短い期間の中で、住宅ローン、登記、金消契約、現地確認など、さまざまな手続きを進める必要があります。
しかも、すべてが順番に一つずつ進むわけではありません。
住宅ローンの手続きを進めながら登記の準備をしたり、引渡しに向けて売主と現地確認の日程を調整したり。
複数の手続きを同時に進めることもあります。
だからこそ、スケジュール調整がとても重要です。
一つの手続きが遅れることで、その後の予定にも影響が出ることがあります。
場合によっては、予定していた引渡し日に間に合わなくなる可能性もあります。
だから「どの仲介会社で買うか」も大切
新築住宅を購入するとき、
「物件が気に入ったから、どこの不動産会社でもいい」
と思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、実際にはそうではありません。
物件探しだけなら、インターネットで自分でもできます。
大切なのは、その物件を購入すると決めた後、引渡しまできちんとサポートしてくれる仲介担当がいるかどうかです。
住宅ローンの事前審査。
売買契約。
本申込。
登記の準備。
金消契約。
引渡し前の現地確認。
決済。
そして引渡し。
初めて家を購入する方が、これらをすべて自分だけで管理するのは簡単ではありません。
だからこそ仲介会社には、単に物件を紹介するだけではなく、
「次はこれをしてください」
「この書類を準備してください」
「この日までに、この手続きを進めましょう」
と、引渡しまでの道筋を分かりやすく案内することが求められると思っています。
新築住宅の購入は、物件を見つけて終わりではありません。
「この家を買ってよかった」と思えるところまで、スムーズに進めること。
そのためにも、物件だけではなく、購入後もしっかりサポートしてくれる仲介会社を選ぶことをおすすめします。

